非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
〈非アルコール性脂肪肝〉
肝臓は腸で消化・吸収した様々な栄養源を取り込んで分解したり合成したりして、バランスよく全身に供給する役割を担っています。
食べ過ぎや運動不足などのために食事でとったカロリーが消費量を上回ると、肝臓で中性脂肪が多く作られ、脂肪肝となります。
その中でも、お酒をまったく飲まない、またはごく少量しか飲まないのに、脂肪肝を起こしているのが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)です。
NAFLDは肝細胞に脂肪が沈着するのみの単純性脂肪肝と脂肪沈着とともに炎症や繊維化が起こる脂肪性肝炎に大別されます。
脂肪性肝炎は繊維化が進むと肝硬変や肝がんを発症します。
進行した状態にならないとほとんど症状はありません。NAFLDを起こしている方の1~2割は非アルコール脂肪性肝炎(NASH)へと移行すると言われています。
診断には採血や腹部エコーなどの画像検査などを用います。
治療としては生活習慣の改善や食事・運動療法、さらに薬物療法があります。
当院では採血、腹部エコーを行い、診断がつけばまずは食事療法や運動を指導します。お気軽にご相談ください。
食べ過ぎや運動不足などのために食事でとったカロリーが消費量を上回ると、肝臓で中性脂肪が多く作られ、脂肪肝となります。
その中でも、お酒をまったく飲まない、またはごく少量しか飲まないのに、脂肪肝を起こしているのが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)です。
NAFLDは肝細胞に脂肪が沈着するのみの単純性脂肪肝と脂肪沈着とともに炎症や繊維化が起こる脂肪性肝炎に大別されます。
脂肪性肝炎は繊維化が進むと肝硬変や肝がんを発症します。
進行した状態にならないとほとんど症状はありません。NAFLDを起こしている方の1~2割は非アルコール脂肪性肝炎(NASH)へと移行すると言われています。
診断には採血や腹部エコーなどの画像検査などを用います。
治療としては生活習慣の改善や食事・運動療法、さらに薬物療法があります。
当院では採血、腹部エコーを行い、診断がつけばまずは食事療法や運動を指導します。お気軽にご相談ください。
アルコール性肝障害
アルコール性肝障害はアルコールを5年以上過剰な常習性の飲酒を続けたために肝臓に障害が起こっている状態です。過剰な飲酒とは、成人男子で1日あたり、日本酒であれば3合、ビールであれば1500ml以上を言います。
また女性やアルコール分解酵素を持たないタイプの人ではそれ以下でもアルコール性肝障害を起こすことがあるとされています。
アルコール肝障害にはアルコール性脂肪肝、炎症を起こしているアルコール性肝炎、脂肪肝や肝炎が進行したアルコール性肝繊維症があります。さらに重症化するとアルコール性肝硬変や肝細胞ががん化することがあります。
そうならないために、早めに治療していく必要があります。治療としては禁酒、節酒、休肝日を設けることです。
アルコール依存があれば専門家と連携をとる必要があります。アルコール飲酒を習慣化されている方で、肝障害を指摘されている方はお気軽にご相談ください。
また女性やアルコール分解酵素を持たないタイプの人ではそれ以下でもアルコール性肝障害を起こすことがあるとされています。
アルコール肝障害にはアルコール性脂肪肝、炎症を起こしているアルコール性肝炎、脂肪肝や肝炎が進行したアルコール性肝繊維症があります。さらに重症化するとアルコール性肝硬変や肝細胞ががん化することがあります。
そうならないために、早めに治療していく必要があります。治療としては禁酒、節酒、休肝日を設けることです。
アルコール依存があれば専門家と連携をとる必要があります。アルコール飲酒を習慣化されている方で、肝障害を指摘されている方はお気軽にご相談ください。